RockだっPon!!

70〜80年代に活躍したロック・アーティストや、ロック・グループを中心に勝手に綴ります。
70〜80年代のテイストに通じる90年代以降も、含まれてきますかなぁぁ。
得意分野はプログレ、ジャズ・ロックとHR/HMあたりかなぁぁ。

Starcastle / Song of Times [2007]

2007-06-05
74256.jpg アメリカの"YES"の面目躍如!
スターキャッスル
70年代に米国で起ったプログレ・ムーブメントの中心いたバンドのひとつ。
そのスターキャッスルが活動を再開して製作したのが、今回ご紹介する「Song of Times」です。
70年代に英国を代表する"YES"を手本にアルバムを発表し、シーンで注目を集めました。本家"YES"が不安定な活動を強いられている中において、海を越えた米国では英国のお家芸ともいえるスタイルの音が華ひらいたのです。
スターキャッスルの1stアルバムは世界中のファンから支持を受けて、評価も上場で3枚目のアルバムまでは、そのスタイルである程度のスタンスに立つことができたのです・・・。
しかーし、時代の流れが彼らの活動を止めることとなります。
オリジナルのスタイルを打ち出せないまま、所詮は"YES"の亜流と言われプログレのファンから支持が薄くなり始めるのです。そこでバンドは起死回生のアメリカン・ロックのスタイルを前面に取り入れたアルバム「リアル・トゥ・リール」を発表するのです。
それがバンド生命にピリオドを打つことになろうとは・・・。確かに、全ての要素を変革させたことでバンドのカラーもガラリと変わり、まるで別のバンドのようでした。(如実に表しているのが、アルバム・ジャケットです。1〜3枚目まではファンタジックなイラストで素晴らしいのに、「リアル・トゥ・リール」はメンバーが並んだだけのもの・・)
それから月日は流れ2007年、ここにスターキャッスルは見事に完全復活をとげたのであります。
実際のところ、スティーブ・ハウとリック・ウエイクマン抜きの"YES"より数段ヨロスイと個人的には思っております。
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Vanden Plas / Christ 0 [2006]

2007-03-09
59380.jpg その邪悪なる凶暴な牙を剥いて我々に迫る驚愕のパフォーマンス。
ジャーマン・プロッグ・メタルの最高峰に位置するvanden plasの 2006年の作品にして最高傑作と呼べるアルバム、christ oです。デビュー時から、その高い演奏能力と作曲能力に加えて、フロントマンであるアンディ・クーンツ(Vocal)の驚異的なヴォーカル・バフォーマンスを駆使して聴く者に感動を与えてくれます。
作品を発表するたびの最高作登場と評価されてきたvanden plasもインターナショナル・デビューから早くも10年選手(実際の活動暦はもっと長い・・)であり、中堅からベテランへと移行しつつある状態にして本作の占める位置はとても重要このうえない。そして、個人的には大満足の内容に拍手喝采なのでありまんす。
しかーしながら、ここ日本における彼らの知名度や認知度、評価はあまりにも無視され、低く見下されてきている。拙者などはvanden plasこそ真っ先に支持すべきグループと考えるのだが・・皆様はいかがに思われるかなぁぁ。なぜか邦盤が発売されない現状をどなたか打破していただきたいと存じます。そして、来日公演を実現させてジャパン・プレミアLIVEの映像作品を残してホスイ!!
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Neal Morse  / Sola Scriptura [2007]

2007-03-06
59173.jpg 前作「?」も緊張感溢れる快作だった興奮も冷め遣らぬまま・・、1年ちょっとで登場した本作「Sola Scriptura」は1曲を3つのパートに分けて演奏する一大組曲の大作と小曲1曲の全4曲構成でありまんす。それにしてもニール・モーズの飽くなき創作活動は止まるところをしりません。スポックス・ビアード在籍中から積極的にソロ活動もおこなってきたわけですが、トランスアトランティックで盟友となったマーク・ポートノイ(Dream Theater)とランディ・ジョージ(Bass)とのリズム隊を擁しての入魂の作品でございます。以前から宗教色の強い作風で知られるモーズさんですが、今回のアルバムは神学者で宗教改革者として有名なマルティン・ルターに題材を求めています。(ズバリというかモロですねぇ)
ジャケットからくる印象はダークでヘビィな印象でありますが、パートによってはラテン風味のカラリとした部分もあり、ポップな一面も除かせるところもあります。
しかし、ハード&メタリックな感触のギターや協力なリズム隊との激しくバトルする場面もあるので聞き応えは十分であります。
古巣のスポックス・ビアード2006年にバンド名を冠した作品を発表して、元気なところを示しています・・。ファンにとってはどちらも抑えていかなければならないので、うれしいやら(財布)さびしいやらの今日この頃・・であります。

http://www.nealmorse.com/
Posted by taha6767 at 22:33:06Comments(0)TrackBack(1) │プログレ

K2 / Book of the Dead [2005]

2007-02-25
58361.jpg K2 :プログレ・マニアのプロジェクト・ユニット
スポックス・ベアードの奥本亮が参加しているのも目玉だが、このアルバムにはもっと凄いサプライズがある。
そりは、何と言ってもアラン・ホールズワースの参加です。
全体的には70年代の古きよきプログレ魂炸裂といってよい演出の曲のオン・パレード!
そりは、ピーター・ガブリエル・ライクなボーカルとエディ・ジョブソン風のviolinまで投入してありりり。はたまた、ベースがYESのクリス・スクワイヤ風のゴリゴリとしたものまで登場してくるから泣かせます。
K2はアトランティス(米国のグループ)のケン・ジャックスが新たに結成したユニットで、本作は05年にリリースされたファースト・アルバムのようであります。このケンさんがこりまたビンテージもののキーボードを演奏しているものだから、まるでキース・エマーソンとホールズ・ワースの共演のように感じます。
なにはともあれ、軟体系のホールズワースのギターが聴くことのできるアルバムとして大推薦!
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Karnataka / Delicate Flame of Desire [2003]

2007-02-21
57993.jpg Karnataka カルナタカ :伝統的なブリティッシュ・ロックを継承しているグループ
90年後半から精力的に活動しているグループのひとつで、スタイルが近いグループのMostly Autumn があり、この2グループが古き良き時代の音楽を表現しています。プログレッシヴ・ロックがメイン・ストリームに君臨している時期であったならば、日本でも大きく取り上げられる要素が沢山見受けられます。英国特有のトラッド&フォークを基調として、キーボード、アコースティック・ギター、フルート、そしてメイン・ヴォーカルに女性を配置しています。この透明感のある女性ヴォーカルとともにグループの顔と言えるのが、エモーショナルかつメロディアスなエレクトリック・ギターです。親しみやすいメロディを使いコーラスも多用し、キメのポイントではキーボードとギターで華やかに演出します。このテが好きな音楽ファンには堪えられないものとなっています。このグループの比較対象としては、70年代ではルネッサンス、マイク・オールドフィールド(女性vo曲)、90年代以降ではIONAが上げられます。IONAからパイプやホイッスルなどの楽器、アビエントさを引いてその代わりシンフォ度をアップさせたといった感じでしょうか。現在IONAが活発な活動をしていないので、このKarnatakaとMostly Autumn がシーンの中心にいることは間違いがないでしょう!女性voが好きでクラッシックなブリティッシュ・ロックがOKならば、ご満足いただける逸品としてオススメです。(二人の女性Vo、なかなか美形?)
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Anyone's daughter / Requested Document Live 1980-1983, Vol. 2 

2007-01-09
54617.jpg エニワンズ・ドーター。プログレッシブ・ロックのファンでもかなりの通の方しか知らないのではないか、このグループは。ドイツのグループながらキャッチーなメロディとテクニカルな演奏で一部では大変高く評価されている。このライブの収録は83年に行われており、英米ではこのテの音はほとんどメジャーから姿を消しており、英国でポンプ・ロックと呼ばれた勢力が細々と活動を続けていた。現在このグループのメンバーがどの様な活動しているかは全くの不明でございますが、(音楽活動をしているかも分からない。)ドイツ語の壁を打ち破ってさえいれば、ワールドワイドに展開できた実力の持ち主だった事を想うと残念でならない。バンドは売れない音楽をやっていても食えないので自然消滅の様にこのシーンから姿を消すことになるのだが・・。ドイツ・シンフォニック・ロックの名盤として1stアルバムの”Adonis”は記憶に残されて行くことでしょう。キーボードのファンタジックな使い方や、ギターもアコースティックとエレキをうまく使いわけ、語りかける様なヴォーカルスタイルは他のプログレグループには無かったものなので・・・。時には激しく、時にはやさしく、その演奏はLIVEにおいてこそ発揮するものだったから・・。ドイツ語さえOKであればジャーマン・プログレが誇る80年代のキラ★だったのでお勧めヨ。残念ながらオリジナル・アルバムはほとんど入手困難盤となっているので、 バンド黄金期の貴重なLiveを捉えた'03年未発表Live作デジタル・リマスター作でございます。Disc1は '80〜'83年までの独各公演音源を収録、そしてDisc2は、なんと奇蹟とも言える'81年Frankfurt公演の貴重なステージを捉えた映像を収録したDVDを収納。このマテリアルで本物のGerman産Progressive/Symphonic Rockの真髄を堪能いたしましょ。
Posted by taha6767 at 23:18:54Comments(0)TrackBack(0) │プログレ

Camel / A Live Record [1978]

2006-12-23
53671.jpg Camelの70年代におけるベスト・パフォーマンスを収録したライブ盤。
いわば最もcamelらしい時代の音をパッケージ化したベスト版ともいえなくもない。多くのプログレ・グループがそうであったようにCamelもオーケストラとの競演を果たしている。Camelの作品で名盤と言われている、「スノー・グース」をオーケストラと完全再現していてる様子がこのlive盤に収録されている。このアルバムを通して語られる物語は、全編演奏することで完結するひとつの曲といってもよいものです。オーケストラ以外の一部のパートだけを演奏しても、この壮大なる叙事詩の良さは伝わらないのです。バンドとしても好調な時期の演奏なだけに安心して聴くことができます。各曲も、その時期のベストな演奏を収録しているのでCamelの本質的な部分を感じることができます。それは、他のバンドと違い品のある演奏というか、ジェントリーな感覚に溢れ、演奏の細部まで人柄が滲みでている・・やさしさが伝わってくる様に感じます。それは、アンディ・ラティマーとピーター・バーデンスの二人が巧みにコントロールしていたからでありましょう。
このリマスター盤では、アナログ盤では収録されていなかった曲も数曲追加されていて、ファンにはたまらないものとなっています。リマスターされている効果は、各楽器の分離がはっきりとして臨場感が増していることで、低音部がクリアーに聴くことができます。それは、リズムセクションがくっきりとして聴こえるので、ギター、SAX、キーボードによる演出が更に鮮明になっています。(VOCAL部はリマスターの効果は得られない?)
個人的なお気に入り曲は、各楽器の短いソロ・パートが聴くことができる"ネバー・レット・ゴー"です。他にも聴き所がたくさんあるこのlive盤は,CAMEL初心者にもおすすめであります。
Posted by taha6767 at 12:20:05Comments(0)TrackBack(0) │プログレ

GENESIS / Live [1973]

2006-12-20
53527.jpg 今や伝説とさえ言われているピーガブ時代のGENESISのライブ音源ということでも、このLIVE盤は貴重といえるでしょう。当初はラジオ向けに収録された音源をアルバムに編集されているので、コンプリートに演奏曲が収録されていないのが残念ではあるが、当時の彼らの演奏が聴くことのできる数少ないマテリアルのひとつ。後になって当時のliveで演奏する目玉曲の"サパーズ・レディ"の音源も公開されたが、コンプリートなliveな音源となるとこのアルバムに収録されている曲とそれも含まれたものになっていたことでしょう。そのおかげで、ピーガブ時代のLIVE音源は、多くのブートレッグで市場に溢れてしまったのであります。(当時の模様を収録した映像が少ないだけに、音源だけでもキッチリとしたものがホスイ所でありましょう。)
現在はリマスター技術が発達しているので、当時の演奏が細部まで再現されていてファンならずともメンバーの実力が測れるというものでしょう。
ラスト曲のKnifeは、ハケットの凶暴なるギターが炸裂するのでハケットのファンは要チェックの曲。ハケットのギターの音は、現在のザックリ系の音のさきがけにも通じる感触であり、先見性のヒラメキがあったのかと・・・?んなことないか・・。
フィル・コリンズが叩きまくっているので、フィルをヴォーカリストもしくはMCだと思っている方には是非聴いていただきたい。若いメンバーの中でも一番張り切っているのだから・・。そして、リマスターの恩恵を一番受けているのは、ベースとギターを掛け持ちしていて忙しいマイク・ラザフォードでしょ。ダブル・ネックを使用していたと思われるが、ベースを弾いていない時はピーガブがバスドラを踏みしめ、タンバリンで応酬しています。唄のないシーンでは本当に5人でがんばっていたんですねこの当時は・・。(でも、コウモリやお花や、じいさんマスクのピーガブの勇姿を見たかったですね生でっ)
Posted by taha6767 at 22:43:57Comments(2)TrackBack(0) │プログレ

Tribute / New Views [1984]

2006-12-16
53298.jpg トリビュート。英国を中心に発展していったポンプ・ロックの勢力は、まだ北欧へは侵略できずにいた84年に「トリビュート」はデビュー・アルバムであるこの”ニュー・ヴューズ”を発表している。そのファンタジックな作品の内容はジャケットに表されている様にキラメキがあり「ハッ」とするような新鮮な輝きがあった。一言で言うと、マイク・オールドフィールドやキャメル等の叙情派と呼べるタイプのグループである。しかし、曲調はライト感覚&乾いた感触があり、我々日本人が日頃抱いている北欧のイメージとは逆の暖かみが感じられるのは気のせいだろうか?どこか素朴で牧歌的なイメージもあり、女性コーラス等を巧みに曲にとけ込ませているし、ヴィブラホーンやザイロホーン、チューブラー・ベルズ、ティンパニなどの楽器は、オールドフィールド・ファンにはおなじみのものである。曲のスピードだけは幾分早めであり、オールドフィールドの曲を1.5倍早くした感じである。(ギターの音色にいたっては、そのまんまと言った所ではあるが・・・)このグループとしてのオリジナリティは少ないが、2nd以降は「ゴング」のピエール・モエルランと接近しており、一緒にアルバムを制作したりしている。まず1曲目の”ICEBREAKER”でこのグループの目指している所が判断出来よう、キーボードとパーカッシブなイントロに乗り女性コーラスが華やかな香りを付けている。87年に発表されたライブでも演奏されており、おもわず踊りだしてしまいそうである。現在はどの様な活動をしているか不明だが、80年代において、もっとも高得点を獲得していたグループである事は、卓越したメロディ・センスが物語っているので、もし、このアルバムを手にする事があれば他のアルバムもきっと入手せずにはいられないだろう!
Posted by taha6767 at 22:43:36Comments(0)TrackBack(0) │プログレ

Hoelderlin / Traumstadt [1978]

2006-12-15
53196.jpg ヘルダーリン。ドイツとしてはめずらしいシンフォニックな雰囲気を持ったグループであり、70年代において珍しい存在であった。(ジャーマン・ロックものとしては・・・)その理由として、バンドのメンバーにヴィオラ奏者を中心メンバーに据えている事と、ファンタジックかつメルヘンチックな叙情性も兼ね備えていたからである。このアルバムは2枚組のライブ盤であり、もっとも油の乗った時期の演奏が聴く事ができる。元々は女性ヴォーカルをメンバーにして、幻想的な曲調でアコースティック・ギターやフルート等でどこかトラッド色とした印象だったものが、2ndアルバムあたりから技巧的になり大作主義が芽生えて、このライブ盤の前の4枚目アルバム「Rare Birds」が一応グループの最高傑作の様に言われている。そのアルバム発表にあわせたコンサートの模様を収めたライブ盤なので一番”ヘルダーリン”のオイシイ時期を収録した貴重なものである・・のでここにご紹介します。(「Rare Birds」は他の所で大絶賛されて紹介されてますからネ!)なんと言ってもヴァイオリンではなくヴィオラと言う所が良いですねぇ・・。ヴァイオリンの弦は線が細い印象がありますが、ヴィオラはちょっと大きめのヴァイオリンといった感じで弦もチョット太いのかライブではバツグンの威力を発揮しております。正に彼らがライブ・バンドだった事を証明しているし、2本ギターがいる様で音の厚みも感じられます。ドイツのグループながら英語の歌詞がつけられた曲も多く見られ、世界進出を企てていた事は明白である。しかし、聴くべき所はその演奏部分にあるのだから母国語である独語の響きを大切にしても良かったのではと今更ながらに思ってしまう拙者なのでした!
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Janison Edge / Services of Mary Goode [1998]

2006-12-14
53173.jpg ジャニソン・エッジ。こちらは、大英帝国のグループでありまして・・。ペンドラゴン〜クライブ・ノーラン、カール・グルームの流れをくむものと思われます。理由として、ミックスダウンがカール・グルームのガーゴイル・スタジオで行われているのと、このアルバムの発売がガーゴイル・レーベルから出されていると言う事からも推測できます。詳しいインフォはなにもないのではっきりと断言出来ませんが、おおかた合っていると言う事でお許し下され!中心となるのはキーボードと全ての曲を手がけている、マイク・ヴァーテという人物でプロデュースも兼任している。一番の呼び物としてはヴォーカルが女性であると言う事か!?シュー・エレメント(これでいいのか?)と言う女性なのだがマイクと共に作曲もしておりこのグループの中心人物の一人と考えられる。90年代に登場したポンプ・ロック以降のこういうタイプのグループは、フランスの「アラケーン」がいるが現在の所イギリス勢ではあまり見かけない!(メロディアス・シンフォでは非常に珍しいのですよ!)メンバー構成は5ピースでキーボード、ギター、ベース、ドラムス、ヴォーカルと言うもの。そして、その内容は・・もう素晴らしいの一言でございます!マイク・ヴァーティ氏は無類のプログレ心棒者の様であり、使用している楽器群をクレジットしているものを確認すると、ハモンド、メロトロン、ローランド、コルグ、ヤマハ、と記されている。どの曲もキーボード群を大々的フューチャーした典型的なキーボード・シンフォニック作品であり、ギターも適度に泣きが入り好事家にはたまらないモノでありましょう!甘くとろける様なヴォーカルは英国伝統のトラッド色も若干見られ、ルネッサンスのアニー・ハズラム女史の雰囲気も幾分感じられる。アルバムはトータル・アルバム的に作成されている様であり、”MARY GOODE”なる人物のお話を叙情的にそしてファンタジックに盛り上げて言ってくれます。まずは、1曲目の分厚いキーボード群とそれに呼応するように進められる曲展開に圧倒されてくださいナ!(コーラス部分もまずまずの出来だったりするのだ!)
Posted by taha6767 at 22:40:47Comments(0)TrackBack(0) │プログレ

Spock's Beard / The Light [1995]

2006-11-26
51914.jpg 現在は、発足時の中心なメンバーだったニール・モーズが脱退してしまい。4人メンバーとなって活動を継続させているスポックス・ビアード。記念すべき1毎目のアルバム。「ザ・ライト」
そのダサダサのジャケットから来る印象とは逆に、ものすごい内容で聴くものを圧倒させる力をもった”スーパー・ハイテンション・テクニカル・メロディアス・プログレ・グループ”(←チョット長いか?)それが、スポックス・ビアードである。メンバー全員がスタジオの達人たちであり、様々なアーティストやグループに協力してきていることは、メンバーのインタビューをみれば一目瞭然。(←どこにあんのそれ?)コレまた長大な作品が並びます。1時間にチョイ足りない位のアルバムトータルの中でたったの4曲でタイトル曲が15分で3曲目は23分以上、一番短いのでも6分以上ときてます。絶対ラジオでは流せないネ。曲調は、G・ジャイアントに通じる様な複雑なリズム形態&コーラスのものから、場面展開が激しくもメロ1stには参加していないが、なんとメンパーには日本人がいまして、名前はリョウ・オカモトと名乗っています。本人たちは日本でのライブを望んでおります。是非とも生で見たいgroupであります。
Posted by taha6767 at 17:21:13Comments(2)TrackBack(0) │プログレ

King Crimson / Discipline 「1980]

2006-11-25
51824.jpg こちらは80年代に入ってからのクリムゾン。しかも2本のギターで構成(クリムゾン初の試み)されておりキーボードやヴァイオリンはフューチャーされておらず、それを期待していたファンはがっかりしたものだ。(そうです期待を裏切ることこそ彼らのいいところ!)
リーダーのロバート・フリップ(g)自身も、クリムゾン3大傑作のひとつ(他は「宮殿」と「レッド」)と認めており、今なおその先進性はいささかも輝きを失っていない。メンバーは、トニー・レビン(Bass、Stick)とビル・ブラッフォード(Drums)のリズム隊に、エイドリアン・ブリュー(g,Vo)をFRONTに据えた布陣。70年代までのキーボードやViolin,SAXを使用したものとは変わってきている点が、新しいクリムゾンを目指した所なのかもしれない。
ブリューは、ギターで色々な擬音を奏でることで評判の男。随所にその効果もみられる所がこのアルバムの面白い点でもあります。Matte Kudasai でのカモメの鳴き声や、Elephant Talk での象の鳴き声は冗談なのか本気なのか怪しい所ではありますが、本人たちは至って真面目だったことは後のLIVEヴィディオでも確認できますネ。個人的にお気に入りの曲は、フリップとブリューの二本のGuitarが複雑に絡み合う"Frame by Frame"デスネ。
アルバムタイトルが「Discipline」鍛錬、訓練と名づけられているので、全員が訓練したのでしょう。よく絡み合っています。そいえば、VIDEOではメトロノーム相手に訓練しているフリップ爺が映し出されてましたね。
Posted by taha6767 at 15:29:01Comments(3)TrackBack(2) │プログレ

UK / NIGHT AFTER NIGHT  [1979]

2006-11-24
51780.jpg UK / NIGHT AFTER NIGHT  [1979]

Eddie Jobson - Violin, Keyboards、
John Wetton - Bass, Guitar, Vocals、
Terry Bozzio - Percussion, Drums

UKの最後のツアーとなったジャパン・ツアーを収録した、UKのラスト作品にして謎が含まれたライブアルバムである・・?その謎とは・・ライブをごらんになった人なら解るのだが、私も当時は知らなかった事実がある。それは、曲が大幅に入れ替えられ、ジョンが後から手直しを加えていることだっ。まず、アルバム1曲目の” Night After Night”だが、このライブのために書かれた新曲なのだが、ライブでは最後にアンコール時に演奏されていたのだ。曲が始まる前の「ゆーけー、ユーケー」のかけ声はアンコールに対してのものだったのだ。その真相は、後に出回る多数のブートレッグ・ライブ盤で判明することになる。1曲目は、”Danger Money”を演奏していたのが本当のライブの曲順である。(なぜこのアルバムに収録しなかったかも、解るはずである!)それにしてもボジオの壮絶なドラミングには驚かされる、シークエンスされたキーボードに導かれてリズムを打ち込むのだが、力強いバストラムとスネア、そして正確に刻むハイハット、どれをとっても一級品である。あーっ見たかった・・。誰かビデオに録画とかしてないかしら。そして、気持ちよさそうに歌うジョンはあの名セリフ「キミタチ、サイコーだよ」、「こんばんは」と、言っていた。キース・エマーソン、リック・ウェイクマンの二人をも凌駕するテクニックの持ち主エディ・ジョブソンは、キーボードとヴァイオリンを絶妙に使いわけ、キーボード・プレーヤーを目指す若きファンの注目の的であった。バラード曲である”Rendezvous 6:02”での分厚いシンセの音の洪水はいつ聴いてもゾクゾクさせられる。しかし、ジャパン・ツアーの後解散してしまい、もう二度とわが日本へはその勇姿を見せる事は無かったのである。当時の音楽雑誌を見てみると、その以上なまでのアイドル扱いした記事、ファン倶楽部の結成と英国や米国では考えられないもてはやし様であった。(確かに金髪の貴公子がキーボードとヴァイオリンを自在に操れば、放っておくはずがないだろう!)そんな、ギャップもまた解散した理由の一つではないかと拙者は思うのだが、真意のほどは当時の3人にしか解らない所であろう。
Posted by taha6767 at 22:02:57Comments(0)TrackBack(2) │プログレ

Tiemko / Parade [1992]

2006-11-19
51366.jpg ティアンコである。ティムコではない。(なにやら冷蔵庫にでも入れてしまいそうだが!)こちらの編成はキーボード、ギター、ドラムスのトリオ編成であり、”エデルス”と同様ベース奏者がいない。当時のフレンチ・プログレの流行だったのか?キーボードでベース部分をカバーしている。典型的なシンフォニック・インスト・グループであり、エデルスほど無機質感は多くはない。95年には、収録曲のほぼ半分をヴォーカル曲を収録した「Clone」を発表しているが基本的にはインスト・グループである。バンド・アンサンブルはテクニカルな演奏を軸に、よく叩き込むドラムスと全体を覆うキーボード・オーケストレーションの上にギターが乗りドライブして行くと言う展開である。このティアンコもムゼア・レーベルを象徴するグループとして90年代初頭に活躍してきたが、現在の活動状況については全くと言っていいほど情報がないのが現状である。曲によってはヴィブラホーンや、コントラバス、アコースティック・ギター等も使用しているが、ライブ活動等行っていたか定かではないが、3人だけで演奏するのは至難の技かもしれない。起伏に富んだ内容で大変聞き応えがあり、リスナーに対して90年代フレンチ・プログレここにありと誇示しているかの様である。(ジャケットがチョットばかり??ではあるが・・・)なにはともあれ、テクニシャン3人が織りなす新しいタイプのトリオ・ザ・フレンチ・プログレの傑作である事は間違いがない。!聴くべし、90年代ネオ・プログレの愛好家達ヨ!
Posted by taha6767 at 16:41:37Comments(0)TrackBack(0) │プログレ

Emerson, Lake & Palmer / Emerson, Lake & Palmer 「1970」

2006-11-16
51118.jpg ブリティッシュ・プログレッシブ・ロックの四天王 Emerson, Lake & Palmer

ファーストアルバムにして傑作、デビュー前からスーパー・グループの呼び名が上がっていたほど当時の英国音楽業界では話題であった。元ナイスのキース・エマーソン、元キング・クリムゾンのグレッグ・レイク、元アトミック・ルースターのカール・パーマーと言うメンバーは、当時でもプログレッシブ・ロック界初のスーパーなグループであった。まず1曲目の、”Barbarian”が重々しいベースに導かれてはじまると、そこはもうEL&Pワールドとなっていく・・。エマーソンのトリッキーなキーボード・プレイはこのアルバムからもう爆発しており、当時のロック・キーボード少年は驚喜乱舞した事であろう。シンセサイザーの申し子のように言われるエマーソンだが、このアルバムでは、オルガンとピアノがほとんどのパートで活躍しており、シンセサイザーはほんの少ししか登場していない。拙者の一番好きな曲は、”Knife Edge”であり、淡々と進行するレイクのヴォーカルのイントロ部分から、一転して激しくバトルする展開がなんとも言えず素晴らしいのである・・。グレッグ・レイクのギターとヴォーカルがいい味をだしている”Lucky Man”もまたもう一つの魅力でもある。
Posted by taha6767 at 23:05:21Comments(0)TrackBack(0) │プログレ

The Alan Parsons Project / Eve [1979]

2006-10-26
49356.jpg アラン・パーソンズとエリック・ウルフソンの二人が中心となり、オーケストラル・アレンジメントがアンドリュー・パウエルという鉄壁の布陣で製作されたPYRAMIDに続く4作目。
このアルバムはなんといってもインスト曲の”Lucifer”に限る。この、正に映画のサントラの様なサウンド・メイキングはアラン・パーソンズ・プロジェクトの真骨頂といえるものだっ。リズム・ボックスやシンセサイザーとストリングス&ホーンを巧みに操り、視覚的な曲作りに徹している。これぞ仕事人の本道といえる「いい仕事してますねぇ・・」であります。当時日本のTV番組でこの曲がよく使用されておりました。ミステリーものとか、サイエンスもののバックでさりげなく・・。その他にLenny Zakatekの歌う軽快なポップ・ナンバーである”Damned If I Do”もまた良いです。このストリングスの使い方は音の魔術師ならではと言った所で有りましょう。珍しく女性ヴォーカルも起用したりしています。アルバムがイブと言うタイトルのためかこのアルバムでは女性と愛がキーワードの様であります。美しいメロディの中Lesley Duncanがシットリと”If I Could Change Your Mind”を歌っています。 Ian Bairnsonのメロディアスなギターもこの曲の盛り上げに一役買っています。
このアルバムあたりまではプログレと呼んでもいいかもしれません。
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Yes / Drama [1980]

2006-10-18
48668.jpg 1978年発表の「Tormato」の興行的失敗とメンバー間の問題により、ジョン・アンダーソンとリック・ウェイクマンが脱退してしまいグループ最大の危機をまねいたイエス。残った3人のハウ、スクワイヤ、ホワイトで新グループ結成のためスタジオでリハーサルを重ねていた。ちょうど同じ頃隣のスタジオでセカンド・アルバムを収録していた「バグルス」のジェフリー・ダウンズ、トレバー・ホーンの二人が参加して作成されたのがこの「ドラマ」である。イエスの大ファンであったバグルス組と、ヴォーカリストとキーボード奏者を探していたイエスの残党3人にしてみれば願ってもないチャンスであった!YESとしてのグループの権利は、クリス・スクワイヤが保持していたのでグループ名も無事にYESとしてこのアルバムは発表された。以外にも、「トーマト」以上に全盛期の作風に近い感触のアルバムであり、バグルス組の二人も3人の演奏とマッチしていた。中でも、”Machine Messiah”は10分を越す大作であり、往年の名曲に引けを取らない出来映えであった。特にスティーブ・ハウがかなりがんばっているのでハウのファンには喜ばれた?しかし、ジョン・アンダーソンのファン達からは総スカンをくらったことはイギリスでは新聞のネタにもなったほど・・。拙者のオススメは、バグルスのセカンド・アルバムにも収録されている、”Into the Lens”である。タイトルこそバグルスでは”アイ・アム・ア・キャメラ”となっていて、ちょっとしたアレンジの違いはあるが全く同じ曲である。イエスでの曲がダイナミックな曲調となっていて、当時のライブでも評判の曲であった。ジャケット・アートもロジャー・ディーンのファンタジックなものに戻っている!
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Camel / The Snow Goose [1975]

2006-10-17
48598.jpg このアルバムはCamelの代表作であり、プログレッシヴ・ロックの名盤と言われております。しかし、純粋なロック作品としての評価はあまり高くないのも事実です。と言うのも、オーケストラとの共演アルバムであり、フル・インストゥルメンタルな構成のため、BGM風に展開する曲調はクラッシック音楽のようだとも言われています。この作品は小説家ポール・ギャリコの短編「スノー・グース」からヒントを得て作られており、発表当時は英国でも話題のコンセプト・アルバムで有った様です。Camelとしては、後にも先にもこのような形式のアルバムはこれだけなので、Camelとしても異色の作品なのかもしれません!特に素晴らしいのは、前半の”Rhayader〜Rhayader Goes to Town”のリリカルな曲調とスリリングな展開が酔わせてくれます。ラティマーが大活躍するこのパートはフルートで軽やかに進行していき、転調してハードにギターソロへなだれ込みます。何度この部分だけを聴いた事でしょう、ファンタジーな曲調のこの作品のなかでも、一番の聞き所といってもいいかもしれません!聞き終えた時貴女は、1本の映画を見終わった様な錯覚をする事でしょう。
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Sagrado Coracao Da Terra  / same [1985]

2006-09-17
45786.jpg こちらは、南米はブラジルからのエントリーでございます。80年代から活躍してきた”サグラド・コラソン・ダ・テッラ”と言うグループを率いているのは、ブラジルでは国で有名なコンポーザー&ヴァイオリニスト、キーボーディストである、マルカス・ヴィアナさんでございます。デビュー作は、80年代南米のプログレ作品のなかではピカイチの出来と言われています。そのヴァイオリンとキーボード&ギターの疾走感あふれるナンバーは、1曲ごとは短いが中味の濃い楽曲のため粒がソロっていて、往年のイタリアン・プログレの代表選手PFMにも勝る内容を誇っているー。哀愁と言うフレーズがピッタリの叙情性溢れる曲は、欧州産のバンドに引けを取らないと思われ・・。そこに、ヴィアナの攻撃的なヴァイオリンのフレーズとロマンティックなキーボードの調べがアナタをブラジリアン・プロッグの素晴らしさを痛感させせせ。初期のサグラドの作品はポルトガル語の哀愁を帯びたヴォーカル(男女混合技)だったのだが、94年発表の”グランド・エスピリトゥ”からは英語の歌詞が目立つようになり叙情派プログレファンからは「チョット変わっちゃったなぁ」と言われている。(←誰が言っているのヨ?)最近はグループとしての作品はトンとご無沙汰で、ソロ作品かファミリーの作品に手助けしているらしく、南米ものプログレファンをお待たせ状態にさせている。早く以前の様なすばらしい作品を出してほしいものだ、と願う毎日なのであった。マルカス自身はオーケストラを率いているらしくそちらの仕事も忙しいようだし、TVのサントラや他のアーティストのプロデュースや作品制作に大忙しなのだろう。でも拙者は、ロックをやっているマルカス・ヴィアナが好き!!お勧めはこの1作めと、3作目、そしてソロ作の2枚目と4枚目あたりか?(はっきりと全マテリアルが分からないのであしからず!)入手は全ての作品が非常にキビシイ状況であります。(なんせ、ブラジル盤だもの!見つけたら即GETだぜっ!)
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Ayreon / Into the Electric Castle [1998]

2006-08-04
42289.jpg アエリオン、こちらはオランダ産のハード・プログレのグループでして、この作品は2枚組で105分の大作”Into the Electric Castle”でございます。グループというよりは、アンソニー・ルカッセンと言う人のソロ・プロジェクトに多数のゲスト・ミュージシャンが参加して作られており、この2枚組にはなんと11人のゲスト・ヴォーカルがいて組曲形式のこの作品を盛り上げております。オランダのプログレ人脈の方々や英国の旧SIミュージック一派が参加しています。このアルバム前の二作は、ルカッセンがギター、キーボード、ヴォーカルを担当し、ゲストはキーボーディストとヴォーカリストを招いて作られていた、ドラムスは打ち込みを多用していたがそれほどは違和感は感じられず、そこそこの手応えのある作品だった。一作品ごとにそのクォリティを上げてきた感じである。もともと”ヴァンジェンス”と言うグループを率いていたのだが日本での知名度は今3つと言った所で、本当のマニアしか知られていなかった。ここに来てその作風である、大袈裟な曲展開と派手なキーボードとギターのからみにヴォーカルが重なる、いわゆる典型的な古き良きプログレ魂が炸裂した、90年代ネオ・プログレのオランダからの贈り物と言えましょうぞ。イイッスヨ!!ゲストに元”マリリオン”のフイッシュおじさんが歌っております。壮大なるSFオペラ風超大作ハード・シンフォニック・ロックのこの作品も、一家に一組の宝物として末代まで語り継がれて行くことでしょう。
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Marillion / The Thieving Magpie (La Gazza Ladra) 伝説への序章 [1988]

2006-07-27
41603.jpg マリリオン(Marillion)は、1979年に結成され1982年にデビューしたイギリスのプログレッシブ・ロック・バンド。しかし、バンドとしてはプログレやネオ・プログレッシヴと呼ばれるのを嫌い、自らポンプ・ロックと言う総称で呼ばれるようにアナウンスした。そのポンプ・ロック勢力の横綱的な存在がマリリオンであることは疑いのない処であります。
デビュー当時からテクニカルな演奏と、フロント・マンであるヴォーカルのフィッシュの詩の世界が一体となって確固たる地位を築いた。ここで紹介する作品は、フィッシュ在籍時のオリジナル・アルバム1〜4枚目のベスト曲のライブ演奏を収録したアルバムです。特に初期マリリオンの最高傑作と言われる「『過ち色の記憶』 Misplaaced Childhood」の全曲収録はウレスイ点でもあります。
マリリオンは俗に言うジェネシス・チルドレンとしてデビューしたバンドだが、作品を発表する枚数が増えると共にオリジナルティを増して、フィッシュ在籍時と、脱退時〜その後は大きく変化を遂げたことでもしっかりとファン層を獲得したバンドでもあります。初期の作品は、70年代のピーター・ガブリエル時代のジェネシスに感化を受けた作風で、往年のプログレ・ファンを喜ばせた。そして、このタブル・ライブ盤を最後にフィシュが脱退した後は、少しのインターバルをとり新ヴォーカルのスティーブ・ホガースが加入後は、初期のスタイルから変化を見せるようになっていきます。そういう点からいってもこのライブ盤は、第一期マリリオンの総決算的な意味合いを持つ作品といえましょうぞっ!
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Neal Morse / ONE [2004]

2006-06-22
38726.jpg ニール・モーズは、1990年代以降プログレ・シーンの重要な位置をキープし続けたグループSpock's Beardの中心人物。
今回ご紹介のアルバムは、Spock's Beard 脱退後の2作目にあたるソロ・アルバムです。
1990年代以降プログレ・シーンは北欧の雄「フラワー・キングス」のルイネ・ストルトと、米国の最右翼「Spock's Beard」のニール・モーズがキーパーソンとして活躍していました。
その二人が中心になって発足させたのが「トランスアトランティック」というプロジェクト・グループで、Mike PortonoyそしてPete Trewavasがメンバーに含まれています。 Mike Portonoyは今回の「ONE」にも参加している。
アルバムはお得意のコンセプチュアルなものとなっていて、1曲目の"The Creation"から18分の大作で聴く者の心をグットと掴み・・・。ラスト曲の"Reunion"までの80分間がアッと言う間に過ぎ去る・・そんな至福のひと時を過ごすことができます。ソングライティング能力の高さはSpock's Beard時代から定評のあるモーズなだけに、どの曲もツボを押さえた作りで聴く側を飽きさせません。ときおり聴かせるキャッチーな部分もポイントとなり、90年台以降のネオ・プログレの真骨頂を堪能できることでありましょう。リズム隊は、ポートノイ(dr)とランディ・ジョージ(bass)が、テクニカルなパートやメロディアスなパートを巧みに弾き分けており、起伏の激しい曲もバッチGoo!
曲により、ストリングスやホーンも取り入れた演出も聴かせてくれるこだわりも二重丸でしょう。もっと高い評価を得ていただき、日本公演などいかがでしょうかぁぁ?
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IQ / Seven Stories Into 98 [1998]

2006-06-09
37506.jpg 80年代に英国を中心に起きたムーブメントのひとつにポンプ・ロックというものがありました。その中においてジェネシス・チルドレンと呼ばれたバンドのひとつがIQです。最右翼と称されたのが、フロント・マンのフィッシュ(vocal)を擁したマリリオンです。マリリオンがプログレに対する再考を促したのを契機に、次々とポンプ勢力が拡大していきました。時はハード・ロックやプログレが見直されて、旧来からのバンドが再結成や活動を再開し出した時期とも重なりました。その中にジェネシス・チルドレンの一躍を担っていたのがIQと言えるかもしれません。そして、IQは80年代から今日まで継続して活躍している数少ないバンドの一つでもあります。さらに、バンドのスタート時から変わらないスタンスで活動を続けているバンドは、「ペンドラゴン」とこのIQくらいと言われています。(マリリオンやパラスはフロント・マンの交代等で方向性の転換)
今回ご紹介のアルバムは81〜82年当時にIQが吹き込んだ音源と1998年に再収録されたカップリングとなっています。(本格デビュー前の原点と言える楽曲を収録)さすがに十数年経過しての演奏は格段の差を感じます。まるでプロとアマチュアの演奏を比較している様でもありますし、録音機材の進歩も感じ取ることができます。それでも原曲の素晴らしさは損なわれることなく、演奏技術が進歩したことにより、楽曲のもつ微妙な点が見事に再現されていることに関心させられます。
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NightWinds / same [1979]

2006-05-28
36389.jpg このアルバムは79年当時はどこにも存在しなかった、というよりは発売されなかった幻のアルバムらしい。90年代の復刻CD化ブームに乗ってアメリカのプログレ・レーペルの「The Lasers Edge」がマスターテープを探しだして発売したものであると言う。メンバーは全員カナダ人らしく、一人もなじみの名前は見あたらない。しかし、その、メロディアスさやテクニカルな面は、アメリカン・プログレ・ハードのグループたちと聴き比べても全く見劣りしないばかりか、なぜこんなに完成度が高い作品を発売しなかったのか?不思議に思ってしまうほどである。作品内容は、洗練されたプログレッシブな要素とテクニカルな演奏に裏打ちされており、カナダ特有のヨーロピアンな雰囲気も少々スパイスをきかせた作りとなっている。(←よー分からん説明だなぁ・・)メンバーの中には、当時ビートルズが名前をふせて録音したと噂されたスタジオ・ミュージシャンの集合体「クラトゥー」のツアー・メンバーだったジェラルド・オブライエンが入っている。作曲は、そのオブライエンを中心に、作詞はヴォーカリストのサンディ・シンガーズが受け持っている。シンガーズのスタイルはカナダのグループSAGAやRUSH、FMのヴォーカリスト達に共通の中高音域に特徴が見られるもので、ズブトイ声に魅力を感じる方にはあまりオススメできない。だが、楽曲のプロダクションの高さと、各人のテクニックが安定している事もあり、キーボードとギターの使い方、特にアコースティック・ギターの導入やピアノによる小技とかが効いて、アレンジの巧みさもあって、グループとしてのまとまりも感じられ安心して楽しむ事ができるのである。現在では、廃盤状態かもしれないが、探せばみつかるかも・・??。持っていれば、いつかプレミアが付くこと間違いなしの逸品でございましょう。
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Ethos / Ardour [1975]

2006-05-20
35584.jpg 米国産のプログレにしては欧州風味を醸し出しつつ、大陸的なおおらかさと牧歌的な要素を巧みに調理してみせたグループ。
イーソスとしての1stアルバムにして高いクォリティを有する傑作であるばかりでなく、世界的にみても米国プログレの高い水準を示した作品といえるでございましょう。中心となっているのはギターとヴォーカルのWil Sharpe、そしてキーボードのL.Duncanこの二人がほとんどの曲作りをてがけています。
70年代の米国プログレを代表するのはやはりKANSASとなってくると思いますが、純粋なプログレ度からすれば決して負けていないというのが正直な印象。KANSASは直球勝負的なハード・ロックの要素が強い場面もありますが、イーソスの場合はコミカル、シニカルな面も併せ持っていると感じられます。(突然出てくる中華風のフレーズにニンマリの拙者でありんす!)
KANSAS以外にも70年代中期には、スターキャッスル、パブロフス・ドッグ、等のグループが登場してきました。その中でも、このイーソスの「アーダー」は、アルバムとしてのトータル・イメージも統一されている。アルバム・ジャケットのイラストも、プログレ魂に火を付けてくれる優れた演出に感動いたしやす。
宙を舞うメロトロンやビィンテージ・キーボード、ザラついた感触のハード・ギターとアクセントとして有効なアコースティック・ギター、それらが絶妙のアレンジで収録されています。ブリティッシュ勢を中心とするユーロ・ロックの作品群に負けない輝きを放つ珠玉の逸品としてオススメいたしやす。
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POLLEN /  same 極彩色の宇宙 [1976]

2006-05-09
34521.jpg こちらは、カナダでもフレンチ風味のバンドである。カナダの公用語は仏語と英語であるが、この「POLLEN」は仏語による曲展開でアプローチしているのである。フレンチ・プログレに近い印象があるかも知れないが、その演奏スタイルはむしろブリティッシュに近いものを感じる事ができる。(フランス語版のYESと紹介された向きも有るようだっ)このアルバム1作だけで「POLLEN」は消滅してしまうのだが、当時マニアの間では大変なプレミアが付いていた様である。メンバー構成は4人であり、ギター、ベース、ドラムス、キーボードでベースがヴォーカルを兼任している。早い曲展開の中にヴィブラホーンやフルートを絡み合わせている所などは、さすが裏名盤と思わせる内容で、当時LP盤を血眼に探した人がいたことはこのアルバムの完成度の高さを体験すれば解ると言うものだっ。アコースティック・ギターの使い方や静寂の場面はフレンチ・プログレの良質な部分も吸収している。ヴォーカル・スタイルはやはりフレンチ・プログレの特徴とする語り口調が似通っており、こういった引きの所に魅力を感じる方には大変オススメではあるが・・。(アンジュとかが好きならOKよ!)キーボード・オーケストレーションも他のユーロ・プログレの名盤群に見劣りする事なく、堂々としている。4曲目の”Tout l'temps”などのハープシコード風オルガンのリリカルな演奏などは、フランス語の壁さえ取り払えばメジャー級のサウンド・プロダクションを誇っていたのだが・・1作だけで消えていくには惜しい気もするが、良い作品でも多くの人に聴いてもらえなければレーベル側もどうしようもなかったのだろう。すばらしいゾッ、カナディアン・プログレッシブ・ロック!
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CAMEL / Mirage(蜃気楼) [1974]

2006-04-27
33410.jpg キャメル

ブリティッシュ・プログレ・グループ中で一番の叙情性を持ったファンタジックなグループ、それがCAMELであります。ピーター・バーデンスのキーボードとアンディ・ラティマーのギターが織りなす幻想的な演奏を軸に、聴く者を桃源郷へ導きます。一番ファンタジックな曲調の多かった70年代ものをご紹介しましょう。2作目にして名盤です。ジャケットでラクダのイラストを蜃気楼の中で見つける事ができます。(タバコの銘柄ではありません!)ファンタジー性を強調されていると案外思われがちであり、そればかりに頭が行ってしまって聴くととんでもない事になるのですが、演奏自体は結構ハードな面もあります。しかし、ラティマーのフルートやバーデンスの柔らかなキーボードはすばらしく鳴っております。何といっても一番の聞き所は12分の大作”Lady Fantasy”でしょう、ハードに始まり起伏のある曲展開、メロディアスな曲調がギター、フルート、キーボードによってプレイされていきます。決してラティマーのヴォーカルは上手いと言えるものではありませんが、味のある歌い方で落ち着いており、上手く曲にとけ込ませて安心して聴く事ができます。バンドとしてのまとまりも二重丸であり、ライブ映えしそうな楽曲がつづいていきます。
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GENESIS / Nursery Cryme [1971]

2006-04-25
33148.jpg ジェネシス初期のファンタジー3部作とも言える内のスタートとなるアルバムであり、黄金のメンバーでの最初の作品である。まず初期の傑作曲の1つMusical Box で幕開けするこのアルバムは、ジャケット・アートに示されているように、昔から伝わるおとぎ話をモチーフにしながらもただではすまされない一ひねりした内容となっている。(イギリスで古くから行われてきたスポーツクリケットのボールが人の首というとんでもないジャケットである。)当時のライブのエンディングの曲として使用されていた名曲Musical Boxはピター・ガブリエルによるシアトリカルな演出でこのグループの演劇性を象徴していた。有名になった爺さんのマスクを被って繰り広げられるステージは、一種独特の雰囲気が味合う事ができる。カブリエルはロック・ミュージックによる演劇性を発展させようと試みていた訳であり、それこそジェネシスのプログレッシブ魂といえるものだっ。他にオススメの曲としては、古くから伝わるモンスター伝説を題材にした”Return of the Giant Hogweed ”もライブでよく演奏されていた曲でダイナミックな演奏で聴く者を引きつける!このアルバムなくしてジェネシスは語れないのである。童話や寓話の世界にどっぶりとひたるべし!!
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YES / Union  [1991]

2006-04-11
31693.jpg こちらは、8人YESと呼ばれるアルバムです。Anderson-Bruford-Wakeman-Howeのアルバム成功の後で、クリス・スクワイヤ側がどうしてもYES名義のアルバムを発表しようとして、ジョン・アンダーソンに働きかけをして作成されたアルバムである。しかし、収録はパラバラに進められたようで、録音は米国と英国でそれぞれ別の所で行われている。アンダーソンがヴォーカル・パートでどちら側にも参加しているがセッションで参加しているメンバーがすごい。トミー・ファンダーバーク(Vo)、スティーブ・ポーカロ(Key)等米国の有名ミュージシャンの名前がある。(←特にこの二人はYESとは直接結びつきにくいのだが?)この後のツアーの模様はTV等で放送されているが、YESお得意の円形のステージ上で8人のメンバーがYESの代表曲を演奏する様は正に圧巻であった。”Roundabout”をハウとラビンの二人でギター演奏し”Owner of a Lonely Heart ”ではトニー・ケイとウェイクマンがキーボードを演奏すると言う夢の共演が実現したのである。他のプログレ・グループの再結成とは全く違う次元で実現したスーパー・プロジェクトであった事はいうまでもないがここに来て最後に望むのは、もう一度この8人のメンバーに再び集結してもらい、すばらしいアルバムを発表してもらいたいのだが・・まあ、それはムリな注文と言うものでありましょうか?!この後さらにメンバー間の流動が激しくなるYES、21世紀になってもYESミュージックは永遠に不滅となるのか、今後のライブ活動と新旧メンバー間の存続-継続なるか?いつまで続くか見守って行きたいと思う、今日この頃であります!?
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David Cross /  Big Picture [1992]

2006-04-06
30909.jpg 70年代後期キング・クリムゾンの重要な位置をになっていたVIOLIN奏者のデビッド・クロスはキング・キリムゾンを離れて以来、消息不明の一人であった。クリムゾンを離れてからは10年以上シーンには浮上していなかったクロスが、復活してみせたのは87年の”MEMOS FROM PURGATORY”と即興的ジャズ・ロック・グループ「RADIUS」での活動であったが・・・。90年代に入りとんでもない作品を送り出してきたのだっ。90年発表のアルバムであるこの作品は「RADIUS」のメンバーでもある、キーボードのシーラ・マロニーと87年の”MEMOS FROM PURGATORY”からの付き合いであるドラムスのダン・マウラーである。そして、このアルバムから参加のベースとヴォーカルのジョン・ディロンがパワフルな歌声と重く力強いベースを聴かせてくれている。まず、1曲目の”nurse insane”を聴いてぶっ飛んでいただきたい!この疾走感ときたら尋常ではないのだから・・・。90年代クリムゾンがスタートする2年前の事である。本人も74年までのクリムゾンにおける2年間の活動に影響されていると答えているが・・・。逆にフリップ側もこれらの曲にインスパイアされたのではないかと思ってしまうほどだっ・・。なかには暗い感触のキーボードとVIOLINが印象的に泣く静かなたたずまいの曲もあるが、私としてはハードにグイグイと迫る曲調のほうにクロスのロック・ミュージックに対する反撃を感じるのだっ。
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Tempus Fugit / The Dawn After the Storm [1999]

2006-03-19
28994.jpg テンパス・フジトたぶんこれでよいハズ!(読み方がムズカシイのよ!)現在のシーンをリードしている南米はブラジルからのニューカマーとして98年から世界的に話題になったと言うのだが・・・。果たしてその実体はいかに?でございましたが・・・。開けてビックラ玉手箱、メロディアス・シンフォニック・ロックファンが大喜びの内容でありました。メンバー構成は4ピースでありキーボードがヴォーカルを兼任している。歌詞が英語なのはワールド・ワイドに展開していく事を意識してなのか?(お世辞にも上手いとは言えないが・・・)聴くべき所はその演奏部分であり、南米特有の粘りのあるファンタジックな展開の中にとけ込むピアノの調べ、そしてアコースティックとエレクトリックと上手く絡めた叙情的な組立のギターと、80年代から育まれたプログレの芽がここに見事に開いた・・そんな感じでございましょう!ブラジルには南米の至宝と呼ばれている「サグラド」が存在するが、その叙情性とは幾分違い、インスト中心のグループである「ドグマ」に近い様な感触がある。この2ndアルバム発表前にオフィシャル・ブートレック・ライブを発表してそのテクニカルな演奏をファンに披露している。全体を支配しているファンタジックな曲調はキーボードのアンドレ・メロさんと、ギターのヘンリク・シモエスさんが作曲している様で、メローなギターの音色とリリカルなキーボードがとけ込み絡み合い、聴く者を桃源郷へと誘います。ひとつ、残念なのはやはりヴォーカル部分が弱い所なので、母国語でもよいからナチュラルな言葉の響きを曲に取り入れる事、それでクォリティが上がるのであれば、それはそれでヨシとなるはずなのだが・・・。?!聴くべし、新世代メロディアス・シンフォニック・ロックの愛好家達ヨ!
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Pink Floyd / Animals アニマルズ [1977]

2006-03-16
28667.jpg 豚が空を飛ぶ、そりも工場地帯の上を・・。前作”炎”から期待して待っていたファンは一瞬とまどったかも知れないが、私にとって初のフロイドのリアル・タイムな作品がコレである。この時期はハード・ロックもプログレも関係なしにロックを聞き込んだので、過去のフロイドのアルバムと比べてどうか?なんて関係なかったのがホントウの所・・。ギルモア色が出てきたと言うかアコースティック・ギターを効果的に使用している所もある。あんまりライブ活動らしきものを本格的にしていなかったフロイドだが、このアルバム発表後は何回かライブを行っているようであり、ブートレッグも何枚か残されている。会場の雰囲気は一種独特であり、ステージ上のメンバーと観客とは何かで遮られているかのように、ファンを突き放した感じで淡々と演奏をしていたと言う・・。それにしてもフロイドは動物好きである。豚に牛に羊に犬と家畜化されてきた動物達を作品やジャケットに多用している。誰が好きなのか?ウォーターズかギルモアか?それともメンバー全員か?
ライブで豚や羊を飛ばすアイデアは、誰が考え出したのか?まぁ、それは比喩なんでしょうけれども、メンバー自身が何かから開放されたかったのか?一般民衆の心を解き放つことを意味していたのかは定かではありまへんがっ!!アルバム自体はとても聴き易く感じられるのは拙者だけではありますまい。
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Yes / Going for the One (究極)[1977]

2006-03-13
28250.jpg アルバム「リレイヤー」でキーボードが、リック・ウェイクマンからパトリック・モラーツへ交代したが折り合いがつかなくなり、再びウェイクマンを迎え入れての新規一転の作品である。ジャケットもそれまでのファンタジックなロジャー・ディーンのイラストものから、当時隆盛を誇っていたデザイナー・グループ「ヒプノシス」の手によるものである。邦盤もサブタイトルである「究極」を前面にして売り出した。まずは、アルバム・タイトル曲でもあるハードな感触のナンバー”Going for the One”でまたまたノック・アウトされてしまったのである・・。ハウのスライド・ギターが縦横無尽に駆け回り、アンダーソンのハスキーなヴォイスがYESミュージックここに有りと言わんばかりに、当時業界を占領していたニューウェーブ勢力に宣戦布告したのである。他のオススメ曲としては、カラフルなキーボードとファンタジックな雰囲気のある”Wonderous Stories”や、大作の”Awaken”とそれまでのファンも納得の出来映えであった。教会で録音したオルガンの響きはウェイクマンのアイデアなんでしょうなぁ。アルバム・タイトル通りに、一つの目標を持ってメンバー一丸となって作った作品と言えましょうぞっ!(リック・ウェイクマンの復帰には裏話がある、当時ジョン・ウェットンとビル・ブラッフォードの3人でキーボード・トリオ結成の話があり、スタジオ・セッションまで行われていたのだが、レーベル側との問題があり実現しなかった。詳しくは色々な方のUKのレビュー参照のこと・・。)
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Rousseau / Retreat [1983]

2006-02-22
25472.jpg ルソー。こちらは、ドイツのキャメルと言われたグループであります。70年代の終わりにデビューを飾り、一部のファンからキャメルの初期のファンタジー調を持ったグループと話題に成った。しかし、時は80年代ニューウェーブ等の流行・躍進でどこからもアルバムを発表出来ない状態だったが、フランスのプログレ専門レーベルムゼアから見事に発表したのである。一聴してキャメルに影響されたと分かるギターの音色とフルート等の楽器を使用しており、「なにもそこまでは・・」と言われそうなヘタウマなヴォーカル部分まで似せて作成している。(←わざとしたのではなくて、そう成ってしまったのかぁ・・)キャメルとの一番の違いは長大な曲構成ではないことであり、ながくても5分位いの曲であり、ほとんどが3、4分のもので構成されている点である。アコースティック・ギターをうまく使用して、フルート等で味付けしている点はファンタジー・ロックの好き者には答えられないものでもあり、キャメルが80年代に忘れかけていた叙情性や牧歌的な面をこの「ルソー」は表現したかったのかもしれない。一番の聞き所はやはりインストゥルメンタル曲の構成で、アコースティック・ギター等でメロディを奏でキーボードが優しく包み込み、その上をフルートが華やかに舞う・・、といった感じてあります。80年代において、このようなファンタジーを強調したグループが周りのユーロ諸国で見あたらなかった事を考えると、とても貴重な存在だった事は確かではあるが・・。ムゼア・レーベルの仕掛け人達も、古き良き70年代のテイストを味わいたくてこのグループをバック・アップしたのではないかと思えてくる。
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Versailles / Don Giovanni [1992]

2006-02-19
25044.jpg ヴェルサイユである。フレンチ・プログレの代表的グループ「アンジュ」や「モナ・リザ」の正統的な承継者である。と言うのも、フランスやイタリアにおけるジェネシスの名前は圧倒的であり、我々日本人が考えられない位そのネーム・ヴァリューは絶大である。特に70年代に数多くのシアトリカル・ロック・グループを輩出したフランスにおいてはものすごい人気であった。(それは、ジェネシスのライブ盤”セコンズ・アウト”がパリで収録されている点等が挙げられる。)そして、このヴェルサイユもまたシアトリカルな面を強調したフレンチ・ロック・グループである。アンジュ〜モナ・リザに続く、いわば第三世代、第四世代と言える存在であり、大衆演劇を土台とするフランス演劇界からの影響も見られ、他の国では見ることのできない発展をした一種独特の雰囲気が感じられる。テクニック、曲作り等前述の先駆者達には及ばないものの、それまでの良質な部分を上手く吸収した上で語られる物語的曲調は、十分にフレンチ特有のエッセンスが堪能出来る。やはり、ヴォーカルの語り口調が醸し出す感触は他の国の言語では味わえないもので、この部分はジェネシスも到達出来なかった域までに近づいている様に感じられるのは拙者だけではあるまい。(フランス語の鼻から抜ける感触がなんとも言えず心地よく感じられます。)メンバーは4人編成であり、ヴォーカルがギターとフルートを担当し、ベース、ドラムス、キーボードと言うものである。ライブ・パフォーマンスがどの様に行われているか不明だが、きっと楽しいものであるに違いない。(この手の音作りでなにも仕掛けがなかったら寂しいもんねぇ。)サウンド・メイキング的に新しい事は全くしていない所が、このグループの持ち味でもあるので、この他のアルバムも聴いてみたい気がするのだが・・・。!聴くべし、ネオ・シアトリカル・プログレの愛好家達ヨ!(MUSEA)
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Minimum Vital / Sarabandes [1990]

2006-02-16
24634.jpg ミニマム・ヴィタール。ティエリーとジャン−リュックのペイサン兄弟を中心とするギターとキーボード主体のグループである。ほとんど二人の作曲であり、テクニカルな演奏をサラリとこなしている点はインスト重視型の特徴であるが、フランス特有のエスプリを効かせたオシャレな感覚が匂ってくるのはアッシだけかしら?このアルバムはセカンド・アルバムであるがアッシはこのアルバムがイッチャン好きである。ヴォーカルがほんの少しだけ入るが歌詞の内容で聴かせるものではないので、あくまでもインスト部分の補足か、曲のタイトルを紹介する程度である様な気がする。(もちろんフランス語を理解できる語学力がないので・・)まずは1曲目の”Le Chant Du Monde”を聴いてアッシはノックアウトでありました。アコースティック・ギターとアコーディオンでメロディを奏で、サンプリングとおぼしきクラッピングの後、一転してバンド・アンサンブルでハードな展開への切り替えし技、「お主なかなかやるな!」でございました。もう、これはフル・ヴォリュームで聴いて戴きたいものであります。ギターとシンセ等のキーボードでメロディを引っ張って行く曲調は、インストのみでも十分に聴かせる所があり、と思ってしまいました。アルバムは、トータルな仕上がりとなっており、ジャケットもなにやら妖しげな舞踏をイラストで描いているものでありまして、雰囲気がバッチリでございます。4枚あるオリジナル・アルバムの内で一番プログレしているジャケット・アートでもあります。それまでのフレンチ・プログレ・グループとは曲調、雰囲気がまるで違う所がこのグループの特徴といえるかもしれませんが、3枚目以降は女性ヴォーカルを導入して、又違った印象でございます。98年に発表されたライブ・アルバムも違った雰囲気でオススメではありますです、ハイ!
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GRYPHON / Red Queen to Gryphon Three 女王失格 [1974]

2006-02-13
24164.jpg グリフォンはイギリスのバンドで、デビュー当初は、「Yesの弟バンド」といった形容で紹介されイエスのオープニング・アクトを務めるようになり、プログレ・ロック・シーンの中に迎えられることになったのだという。Yesとのつながりは、キーボード奏者のリチャード・ハーヴェイがリック・ウェイクマンと親交があり、なんらかの紹介がもとで一緒のステージに上がったという話もあるが・・(本当でしょうか?)
当時のロック・シーンは、プログレ関連のグループがスーパー・グループ(5大バンド)を中心にヨーロッパ中を席巻していた時代。その時代の中で、グリフォンのメンバーは自分達の活路を見出そうとしていたのかもしれない。しかし、グリフォンの目指していた方向性と時代が求めた音楽性が食い違っていたことは明白であった・・。それは、1枚目や2枚目を聴くことで判別することができます。バロック音楽や古楽をモチーフとしたグリフォンのスタイルは、一部のファンからき好意的に迎え入れられてはいたがYes級のバンドほどの人気は得られなかったのです。今回ご紹介のアルバムは、熱心なグリフォン・ファンの中でも彼らの最高傑作と言われている3rdアルバム「女王失格」です。ロック的な解釈をより鮮明に打ち出してはいる点がプログレ・ファンからの支持が熱いところでしょうか?あまりにも1枚目の「鷲頭、獅子胴の怪獣」がバロック調が濃厚なためロック的な面が希薄に感じられたのでしょう?
その点、このアルバムはロック・アンサンブルの手法をいくらか導入しているところがあります。(この後の2作品はもっとロック寄りとなりヴォーカル・パートが充実してきます。)
グリフォンの魅力はなんといっても二人の中心人物、Brian GullandとRichard Harveyの演奏技術と作曲能力の高さにあります。メンバー全員がリコーダーやバスーン、クラムホーンといった古楽に使用される楽器はを演奏しています。中でもRichard Harveyは、クラシカルな鍵盤楽器(ハープシコードやクラヴィネット)の演奏はリック・ウェイクマンより上と言われています。事実BBCのライブ音源で聴くことのできる彼らの演奏は、〜中世音楽の夕べ〜を感じさせてくれます。リコーダーやviolin等の楽器を巧みに取り入れているバンドに"Gentle Giant"がありますが、彼らの手法ともグリフォンは違って、ある意味において孤高のバロック調プログレ・グループといえるかもしれません。
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Gong / Live Etc. [1977]

2006-02-07
23346.jpg GONG オリジナルのほうです。
フリーキーなサイケデリック・サウンドの代表的なグループ、GONGは活動の拠点を仏国で行い、英仏混合型のグループです。
創設者のデビッド・アレンは、人と別の事を行うことに生きがいを感じている変人。その変人の元に、後のロック界に影響をあたえるファクターを持ったメンバーが集いました。今回ご紹介のアルバムは、当初から実況盤だけで勝負するつもりだったかは、定かではありませんが、この時期のGONGが内部的に飽和状態だったことがうかがい知ることができます。音楽的なイニシアティブは、ギターのスティーブ・ヒレッジが握っていたと思われますし、キーボードのティム・ブレイクも深く係わってきています。アレンはすでに音楽的にリードしていくことを放棄していたかもしれませんねぇぇ。(ドラッグとかでマヒしてたのかなぁぁ?)
フライング・ティーポット、エンジェルズ・エッグ、ユーのラジオ・グノーム3部作がGONGの名声を決定つける代表作となっていますが、テクニカル指向のモエルランズGONGに移行する前のヒッピー&サイケな味を堪能できます。GONGの諸作品の中では、評価は高くない作品ですが個人的にはお気に入りのアルバムです。(まぁ、GONGがいなければオズリック・テンタクルズも出てこなかったでしょうからら!!)
音源以外に、映像として残っているのならば是非ご拝聴したいと思いますが・・・あるのかしら??
Posted by taha6767 at 23:29:08Comments(2)TrackBack(1) │プログレ

Atoll / L'Araignee-Mal [1975]

2006-02-04
22852.jpg アトール 70年代フレンチ・プログレの雄
フレンチ・プログレの代表的なアルバム。アトール の 組曲「夢魔」
このアルバムが日本で紹介された当時は、フランスのYESの最高傑作!ユーロ・プログレの最高峰としてアナウンスがあり、キング・レコードのユーロ・ロック・シリーズのドル箱的なアルバムでした。
はっきり言って、YESではない!メンバー構成が同じということと、20分前後の大作を収録している点・・それ位だろうか類似点はっ・・。アナログ盤で言うところのB面で展開されるアルバム・タイトル曲"夢魔"にゲストとして参加しているViolinの効果はどうだろう、このパートがあることで緊張感が高まっていることは明白!楽曲のポイントとなるシーンでは、Jazz Rock的な展開も見られ、すさまじいばかりのエネルギーを感じることができます。このタイトル曲だけでAtollを語ることは難しいのですが、彼らの実力を測るにはこれほどの材料はありますまい!仏語に慣れていないプログレ・ファンからは、情熱的なAndre Balzerのヴォイスは熱く感じられることでありましょう。透明感があるジョン・アンダーソンと比べると違いは如実・・・。(だからYESとは違うっつの!)リズム隊にしても、ズッシリと重量感がありブリティッシュものとは異質の感じがします。しかし、全体をリードしているのはギターのChristian Beyaによるところが大きいと感じられますかなぁぁ。
当時のディストリビューターである担当者がYES好きで、それに匹敵するポテンシャルを持った素晴らしいバンドであることをアピールしたかったのでありましょう!
拙者的には、20分の大作は収録されていませんが次作の"Tertio"も好きなアルバムです。
Posted by taha6767 at 23:06:13Comments(3)TrackBack(2) │プログレ

Caravan / In the Land of Grey and Pink [1971]

2006-02-02
22564.jpg キャラバン
カンタベリー・ファミリーもしくは、カンタベリー一派と呼ばれる集団のうちのひとつ。活動の時期は古い部類に入ると思われます。ソフト・マシーンと同じ流れとするにはチト抵抗がありますが・・いかが?このグループから他のグループへいくつか枝分かれしていった感じがあります。CamelやHatfield & The North、National Healthも関連するメンバーが多数おりまして、それらの後発隊に並々ならぬ影響を与えていることは明白・・・。テクニカルな路線を追求するグループは他にも多数ありますが、Caravanの場合は歌心を大事にしていて、メロディも重視しています。リチャード・シンクレアのヴォーカルは、決して旨いといえるvocalではありませんが、ほのぼのとした感触やどこか懐かしさも憶えます。曲そのものは、アンサンブル重視の展開で進みます。スター・プレーヤーがいる他のプログレ・グループと違い、ここぞっという決めのソロ・パートは少なく全体的にあっさりとした印象の曲が大半を占めます。アルバムを通して聴くと、広い田園風景をゆっくりとお散歩しながら眺める雰囲気もあり?カンタベリー派の中でも、落ち着いた内容で聴かせてくれるアルバムです。やっぱりポイントはデイブ・シンクレアのハモンド・オルガンのやさしい感じの音作りでしょうかぁぁ。このアルバム"Glay Pink"は、のどことなくファンタジックなアルバム・ジャケットも高ポイントのひとつで、人気の高い彼らの代表作です。
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Tempano / Childhood's End: El Fin de la Infancia [1999]

2006-01-16
18998.jpg テンパノ。このグループは私にとって初の南米はヴェネズエラ産のものでありまして、世界は広いというよりは狭くなって来た。それが第一印象である。それもフランスのプログレの専門レーベルであるMUSEAからのリリースである。そのアルバムを極東の島国である我が日本の田舎にすむ私がこうしてみなさんに紹介できるのであるから・・。日本で入手出来ない国の作品は今やないのではないか?はたしてその内容は?!恥ずかしながら聴く前はあまり期待していなかったのだが・・、何とも素晴らしいではないか、これほどとは・・ウーム恐るべしヴェネズエラである。ムゼアの方も作品を発表したくなるのも無理はない。そう断言できる素晴らしい出来映えである。近年における南米諸国のリリース・ラッシュは目を見張る物があるが、このテンパノさんもその中においてワールド・ワイドに展開できる力量を持ったグループであるし、なんとゲストとしてハンガリーのアフター・クライングからPeter Pejtsikがチェロで参加しているのである。やっぱり世界は確実に狭くなっているのか?特筆すべきは、キーボードによるオーケストレーションとベース奏者の確かなテクニックであります。ヴォーカル入りの曲もありますが、やはりテクニカルでありながらも、ファンタスティックにせまる叙情性が見事であります。甘めのヴォーカルがよいアクセントになり、24分のアルバム・タイトル曲も大作ながら、メリハリも感じられとっても好感触であります。他の作品もぜひ聴いてみたいのだが、入手できるのでありましょうか?いいぞっヴェネズエラ、テンパノ! 
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Iona / Journey into the Morn [1996]

2006-01-10
17818.jpg イオナじゃなくて、アイオナということは後から知ったのでありまんす!
アイルランドを拠点として活動している他のケルティックグループと同様に、このIONAも民族楽器や鳴り物等(笛や太鼓とか?)を駆使しキーボードとギターで盛り上げ女性ヴォーカルがやさしく聴く者を包み込む、その手法は先輩グループのクラナドと似ていますが拙者は大好きなグループです。クラナドに比べキーボードとギター、そしてサックス等のインスト面の充実ぶりはその楽曲に如実に現れており"Irish Day"という曲などは笛(フルートかも?)が静かに鳴り響き、看板ヴォーカルのジョアン・ホッグ女史が登場・・・スローな頭からアップテンポへと変わりつつ高らかにアイリッシュデイを賛美する。こんな感じでございますヨこの方たちは。曲の内容は古くから伝わるケルトの民話や言い伝えを題材に取った物も多く、わがジャパンの民衆にはあまりなじみのない内容だが、どこか親しみやすい感覚が甦ってくるのは拙者だけかしら?そして、なんと彼らの3rdアルバムにあのロバート・フィリップ爺がゲスト参加しているのです。この両者の関係がどのようなものかは、詳しい資料等がないので良く分からないのだが、どうでもいいグループに爺がゲスト参加するわけがないので、世界的に見てもレベルの高いグループだと言うことはこれで察しがつくことでしょう。(←なにが?)ここ数年目立った活動をしていないようですが、IONAの作品も邦盤が発売されてますので、エンヤ、クラナド等もしくはケルトに興味の有る方で、もう少し別のが聴いてみたいと思っていたら、ぜひショップでこの作品をご購入して、末代までの家宝として末永く愛聴していただきたくここにペンを置きます。いいっすよっ本当に!。
Posted by taha6767 at 23:22:36Comments(2)TrackBack(0) │プログレ

The Flower Kings / Back in the World of Adventures [1995]

2006-01-08
17474.jpg 恐るべし北欧、すごいぞスウェーデンとおもわずニヤリとしてしまったのが、このフラワー・キングスことロイネ・ストルトさんでございます。古くはカイパと言う叙情派プログレの逸品を世に送り出したグループのメンバーだったんですが、90年代になり突然70年代に通じる高水準の作品を立て続けに出しております。プログレを聴いて久々に感動の二文字を思い浮かべてしまい、拙者は「あぁ、いいなぁ」と心から思ったのも94年に出た、ストルトの”フラワー・キングス”と言うソロ・アルバムだったのだが、次の作品からはフラワー・キングスをグループ名にし、次々と作品を作り続けております。このアルバムし始めてグループ名としてフラワー・キングスを名乗った作品。この後、どの作品もすばらしい出来映えなので、毎回感動の嵐に巻き込まれてしまうのであった。演奏技術は言うに及ばず、その飽くなきワーキングには目を見張る物が有ります。どの作品もクォリテイが高い上に、前の作品を聴き込んでいないうちに新作を登場させるものだから、サイフはいつもカラッポ状態のうれしい悲鳴でござりますじゃ。カイパは70年代の北欧を代表する叙情派(CAMELあたりを叙情派といいます)だったのだが、フラワー・キングスのそれはギターとキーボードを全面に押し出したハードな側面がある。何かの雑誌で80年代に活躍した英国のイット・バイツに似ていると説明して有ったのだが、テクニック面や曲作りにおける幅の広さを見ると、とっくにそれは越えていると思う。どれをとっても一級品であり、これを聴かずして新世代のネオ・プログレは語れません!全て入手可能なので今すぐ買うベシ、聴くベシ!
Posted by taha6767 at 22:49:14Comments(0)TrackBack(0) │プログレ

GENESIS / Foxtrot [1972]

2006-01-06
17092.jpg このアルバムを初期の最高傑作とする批評家が多いのは、収録されている曲も名曲が多い事が起因となっているかもしれない。まずは、70年代の中期までライブにおけるオープニング曲として使用された、"Watcher of the Skies"がスタート曲として収録されている。この曲で使用されているメロトロンと言う楽器だが、一説によるとキング・クリムゾンから払い下げしてもらったと言う話が残っている。幽玄なメロトロンの不安定なイントロから始まるこのトータル・アルバムは、ラストの長大な組曲"Supper's Ready"までファンタジックなジェネシス・ワールドが展開されていく。まるで1つの舞台を観ているがごとく、このアルバムは我々を白日夢へと誘うのである。ガブリエルのライブ・バフォーマンスはこの時期から頂点を極め、宙づりになりステージ上を飛行してみせ、ライブのハイライトでは7変化よろしく曲の場面展開に合わせ、衣装替えを繰り返して観客のドギモを抜いていたのである。この時期のステージの特徴として、ベースのラザフォードが12弦ギターを弾いている時はガブリエルがバスドラを踏みならしながら歌いフルート演奏、そしてシアトリカルな演出と、ライブ演奏で行えるギリギリの所でコンサートをこなしていたようである。その模様は、73年発表のライブ・アルバムや74年のイギリスでのライブ映像で確認する事ができる。
Posted by taha6767 at 23:17:37Comments(2)TrackBack(2) │プログレ

Ange / Au Dela Du Delire 「新ノア記」 [1975]

2006-01-04
16797.jpg アンジュ
フレンチ・プログレッシヴの最重要グループ。
アンジュは、70年代から活動している老舗のグループであります。
70年代は、フランスのGenesisと言われたAnge。Vocalのクリスチャン・デカンのシアトリカルなパフォーマンスを中心に、高い演奏能力とストーリー性のあるテーマを題材にした曲構成で人気を博していました。一時期Angeとしての活動は休止状態でありましたが、90年代に再開してからは新作も発表して健在ぶりを示しました。(残念ながらメンバーは異なる)Genesisとの共通点は多く、アルバムごとにテーマを持って曲を組み立てている点、フロントのパフォーマーが演劇性のあるステージを展開していく点。そして、なによりも叙情性が感じられる曲調を得意としている点があると思います。さらに、アルバム・ジャケットがテーマに即した形で見事に表現されています。初期の傑作アルバム「エミール・ジャコティ」、「パル・レ・フィス・ダ・マンドラン」、「新ノア記」、それぞれが素晴らしいジャケット・アートで、聴く者のイマジネーションを広げてくれています。